Manga
この現代ニッポン──、そのサブカルっぽい分野でヘンに横行しくさっている、《伏せ字》という形式の自主検閲。それを気にしている、さらには問題視している、そんな人はあまり多くないと見えて、調べたんだが、ほとんど何も分からなかったんだよね。……いった…
今2020年もすでに7月となり、まったく〈光陰矢のごとし〉──、そんな決まり文句はともかくです。これからの下半期、自分がかってに注目していくWebまんがのベスト5選出&ミニレビューだよ! さて今回の選出の条件は、掲載のスタートが2020年1月以降の、比較的…
「あなたが選ぶ少年マンガ ベスト1は?」結果発表 - 文春オンライン 文春オンラインによる、「<アンケート>あなたが選ぶ『少年マンガ』ベスト1は?」という記事(2020年7月3日付)。〈40代(の読者)を中心に、482人が投票〉、というもの。その記事を作成…
小島慶子 on Twitter: “妖怪って、子どもたちに「いろんな体があって ... 別に知ろうとはしていなかったが、しかし《ルッキズム》という珍しいことばを知ったのは、自分が興味をいだくまんが家の人が、たぶん批判的にそれ関連のツィターアーを引用していたか…
ながいけん「第三世界の長井」2巻 - 小学館eコミックストア 予告していた感じの話題、「第三世界の長井」の感想文。できますれば、前の記事からご閲覧いただきたいのですっ!(★) さてその前記事にて自分は、こんなことを述べた。「長井」というまんがの属…
ながいけん「第三世界の長井」 - ゲッサンWEB マエセツ不要で「第三世界の長井」の結末や最終回の内容をすぐ知りたいという方は、こちらをクリックしませいっ!(★)。 さて。ながいけん「第三世界の長井」は、ゲッサン誌に連載されていたまんが作品。掲載期…
惣領冬実「チェーザレ 破壊の創造者」 - コミックDAYS 2005年よりモーニング誌に不定期掲載中の、「チェーザレ 破壊の創造者」。ルネサンス・イタリアの姦雄チェーザレ・ボルジアの生涯を、またはその青年期を、描くような劇画なのかと思って見ているけれど。…
うすた京介「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」 - 少年ジャンプ+ うすた京介「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」は、週刊少年ジャンプ掲載のギャグまんが。掲載時期は1995-97年。単行本は、ジャンプ・コミックスとして全7巻。そ…
梶原一騎/やまさき拓味「英雄失格」第1巻 - クレイジーマンガ 梶原一騎&やまさき拓味による「英雄失格 ─アンチ・ヒーローたちの詩─」は、週刊少年サンデー掲載のスポーツ劇画。掲載時期は、1977年37号からの約1年間。単行本は全6巻。しかしその単行本らが、…
2020年4月下旬、有名コメディアンであるらしき岡村隆史氏による、世に広く問題視された発言。なるべく信頼できそうなソースによると、こうだったそう。 岡村隆史さんは、今月24日未明に放送されたニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」で、「(……
ツジトモ「GIANT KILLING」 - コミックDAYS期間限定・約100話くらい無料(2020年5月10日まで) “新型肺炎”蔓延のあおりで、サッカーの試合がず〜っと見れてないんだよね。今2020年2月末から、ずっと。Jのリーグ戦再開のメドも立たないし……。なのでもう、こん…
丹念に発酵「このヒーラー、めんどくさい」 - コミックウォーカー 一般的なファンタジーRPGのパーティにぜひとも必要な、回復係──。ジョブ名としては、僧侶、ビショップ、神官、クレリック、プリーステス、白魔道士、といったお方々。言い方はいろいろあるけ…
蔵石ユウ/白山一也「絶望集落」 - マガジンポケット 今2020年3月からのマガジンポケット新連載、モンスターパニックホラーまんが「絶望集落」──。これをばくぜんと見ていて印象的だったことは、まず高校生であるヒーローの名前が三沢くん、その親友が田上、…
The Pop Group: For How Much Longer Do We Tolerate Mass Murder? (1980) - Bandcamp 今2020年の2月から3月、ツイッタラー掲載の「100日後に死ぬワニ」というまんがが、いまトレンドなんだってさ。──と風のたよりに聞いていたら、追ってその作品が《ステマ…
この2020年もすでに3月の末になって、いまさら19年の総括も少々何ンだけど。いや〜そこはそれ、《年度末》だから、みたいな概念で。昨19年に掲載スタートしたウェブ媒体のまんがで、印象の強かったタイトルら、そのまとめ&ミニレビューだよ! ところで過去…
Seabaud: ジャンプ JUMPU (2017) - Bandcamp まったくもって頭のおかしい話だけれど、前の「彼岸島」の記事を書いたら(★)、オレのお脳の一部がすっかり彼岸島になってしまったもよう。ちょっとボーッとしていたら、こんなことを思いついてしまったのだった…
松本光司「彼岸島 48日後…」 - コミックDAYS 週刊ヤングマガジン連載中のホラー劇画、松本光司による「彼岸島」シリーズ(2002-)。申すまでもなく、ものすごく偉大なる作品だ。このタイトルの偉大さの徴候の一端として、他メディアへの移植実績をチェキる…
南勝久「ザ・ファブル」 - コミックDAYS 週刊ヤングマガジン掲載の「ザ・ファブル」(2014-19, 第1部・完)──まるで“寓話(fable)”の領域とまで言われる天才的殺し屋、その休暇生活を描く劇画── そして“ふつう”に人気のあるタイトルだ──オレもけっこう面白…
うぐいす祥子「ときめきのいけにえ」 - マガジンポケット ……あっれっ? コロナウイルスのブーム(衝撃)だかフィーバー(熱病)だか、もう3月も半ばをすぎたのに、ぜんぜん治まらないんですけど?いや、むしろ。サッカー協会の田島会長まで罹患しちゃったと…
週刊少年マガジン2020年7号からの連載作、関連サイトのマガジンポケットにも掲載中のサスペンス、内海八重による「なれの果ての僕ら」。これはいま気になるまんが作品だ。 事件は52時間後に解決した。その間、12人が死んだ。――閉ざされた教室で、ヒトは…
われらの巨匠・猿渡哲也先生といえば、正義と熱血とバイオレンス臓モツ血しぶき異常性愛らのあふれる世界らをめんめんと描き続ける猛者(モサ)。そして、その牙城を巣立ったケダモノが、ここにまた一匹……。 とまあ言い方は大げさだが、要は、猿渡プロ出身・…
1993年から現在まで続いているロングラン格闘まんが、猿渡哲也「TOUGH -タフ-」シリーズ。それは読者たちにもタフさを要求してくる、少なくとも精神におけるそれを。 猿渡哲也「TOUGH -タフ-」 - 少年ジャンプ+ ……のようなことを、皮肉っぽい意味で言いたが…
レイモン・クノーによる小説「地下鉄のザジ」(1959)のヒロインの、浮浪児みたいな女の子。その彼女をとりあえず保護しているオッサンもまた、何だか実にウロンな人物。確か警官の職質に答えて彼は、「私の職業は“ダンサー”です」と、かなりおかしなことを…
1. 【2018年スタートのWebコミック、かってに選んだベスト10】 01/02 ふじのきともこ「絶対に壊れない友だちをください。」(まんがライフWIN) 圧倒的な闇の深さで1年間、暗黒の輝きを放ち続けた珠玉の作品 01/31 松本ゆうす「星デミ+」(リィドカフェ) …
久保保久「よんでますよ、アザゼルさん。」 - Pixivコミック ふと足を踏み入れたディスカウント店のBGM──その嘘ンこボサノヴァ風イージーリスニングが、意外にけっこうなモールソフト(Mallsoft、スーパーのBGM風ヴェイパーウェイヴ)なので、思わず耳を澄ま…
― バス江ママさんにバブみを感じてオギャってみれば? ― なぞがなぞを呼ぶ、地獄めいた場末のスナック《バス江》。だがその所在地は札幌・北二十四条であると、なぜかそこだけみょうに明示されているのが奇妙。地元の人には、まさに“場末”だなァと、ピンとく…
大川ぶくぶ「ポプテピピック シーズン3」 【お知らせ】浮世のあれにより、ちと長いワラジを履くハメになって、明日の12月13日は更新ができない見込みです。へたすると14日もですが、しかしがんばりたいです。 …それにしても「ポプテピピック」、いまさら言い…
まあこれも、どこかの部分でWebまんがに関連している話。今2018年もあえなく暮れようとしている師走のこのごろだが、その半年ほど前の6月にこういう話題がバズったことは、多くの方々がいまだご記憶のはず。 ◇BuzzFeed News(2018/06/22) 「漫画村」閉鎖で…
ImCoPav: HENTAI MIXTAPE (2018) - 貴方のFull Lengthの悦楽のために ImCoPav: HENTAI MIXTAPE (2018) 先日の記事の題材「自決 9 6: Haha Technology」 (2017)について調べていたとき、その供給元レーベルである《Seikomart》のBandcampページでふと目につ…
ツジトモ/綱本将也「GIANT KILLING - ジャイアントキリング」 - コミックDAYS サッカーの話、この12月5日、自分がちょっと応援している浦和レッドダイヤモンズが、鹿島アントラーズを倒し、天皇杯の決勝戦に進出。そこでひとつ、思い出したメモリーが…。 …ま…