ポ  サ  研

─ ポスト真実 のサウンド研究, ヴェィパーゥエィヴ と仲間たち, 欲望 複製 反復 ─

Seabaud: ジャンプ JUMPU (2017) - 《彼岸島》から──イシガキジマへ──そしてまた──

まったくもって頭のおかしい話だけれど、前の「彼岸島」の記事を書いたら()、オレのお脳の一部がすっかり彼岸島になってしまったもよう。
ちょっとボーッとしていたら、こんなことを思いついてしまったのだった。

「なンせオレらの彼岸島といやァ、《21世紀の日本のまんが》を代表していやがる一編。するてェと、Bandcampあたりにも、彼岸島関係のアルバムやトラックが何かあるんじゃねェの? いや、ねェとは言わせねェ!」

──なんだコイツ、危ねェぞ! と、明らかに発想がイッちまったが、けどまァ誰かに迷惑なことでもねェので、ついつい検索を断行。
すると《彼岸島》および《Higanjima》、そのワードらでズバリとヒットするアイテムは存在しねェもよう。いやBandcampの内部の検索機能はけっこうタコなので、絶対にねェとも限らねェんだが。

で、やや近けェところで、オレにも聞けそうなアルバムかと思われたのが、ご紹介する“ジャンプ JUMPU”。作者は《Seabaud》という人、ジャンル的にはヴェイパーウェイヴ、てェかフューチャーファンク。リリース元は、日本に拠点を持つという《Seikomart》()。
さてこれのどこが彼岸島にやや近けェかって、その2曲めのタイトルが“Ishigaki Jima”だという、ただそれだけなんだけどな! ひいいいいい!

いやァ実のところオレは、フューチャーファンク(ヴェイパー風な手法によりディスコファンクらを模造していく趣向)をそんなには好きじゃねェ、ちくしょう。けどよォ、この「イシガキジマ」はナイストラックだぜ。でかした!
あえてぶちまけちめェば、コレの元曲は、SεtΑssα香による「Мч H0mε †owи」、たぶん1994-95年あたりの作。シングルカットされたこともねェようで存在は地味だが、もとからイイ曲ではあるみてェだぜ。しかし尺が6分以上もあって、やや冗長な気味も、な。

松本光司「彼岸島 48日後…」 - コミックDAYS
松本光司「彼岸島 48日後…」より
オレらのユカポンはマジ天使! 推せるぜェ!

それをSeabaudさんはスピードアップしてピッチも高め、たったの2分ちょっとへと大編集。これで全体が引き締まり、かつピッチの上昇によって唄のキュートさをも高めることに大・成・功、超助かる
ただし、曲タイトル「イシガキジマ」の由来は分からねェ。もとの歌詞には、そんなフレーズはねェ。けれど楽曲にトロピカ〜ルなふんいきはないでもねェから、〈いや別に構わないよ〉

と、アイドルっぽい曲を聞いて想い出したぜ。彼岸島シリーズの現行作彼岸島 48日後…」では、元・地下アイドルの26歳少女《ユカポン》が、ヒロインめいて活躍中だぜ。過酷さをきわめる地獄と化した東京メトロポリスにて、な。けなげじゃねェか、ガチ恋で推しちまうぜェ。
そこでオレらのユカポンの、現役アイドル時代が想定されたアルバムなんてのが、どっかから出て来ねェもんかなァ、と……。ん、なにィ? どうせ誰も作らねェ、いっそお前がヤれってェ? ムチャ言うな、ガハハハハハ