ポ  サ  研

─ ポスト真実 のサウンド研究, ヴェィパーゥエィヴ と仲間たち, 欲望 複製 反復 ─

Ambient

Cigarettes After Sex: Cry (2019) - セックス、ニコチン&ロックンロール のすゝめ

Cigarettes After Sex: Cry (2019) - Bandcamp 《シガレッツ・アフター・セックス》という、公序良俗って何それ的な名前のポストロック系バンド(☆)。2008年から活動中で、その名の通り、アンニュイ感に濡れたエロチックな世界をしっとりスローに展開し続け…

t e l e p a t h II テレパシー能力者2: ニューホライズン (2020) - 《フェイザーウェイヴ》の新地平へ

t e l e p a t h II テレパシー能力者2: ニューホライズン (2020) - Bandcamp 無条件に信じられる話など、何ひとつ存在しないヴェイパーウェイヴの世界。つまり、《現実》と等価な世界。けれど、それにしたってだよ? この《t e l e p a t h II テレパシー能…

EMBA Soundsystem: Aesthetic (2018), 終末抑鬱症 (2019) - あなたの両親のセックスをチョリソー

EMBA Soundsystem: Aesthetic (2018) - Bandcamp マインクラフト讃歌(★)のところで少しご紹介したけれど、《EMBA Soundsystem》は、メキシコ在住と称するヴェイパーウェイヴ・クリエイター(☆)。ヘンなことを書くとトペ・コンヒーロか何かが跳んできそう…

レディーフィンガー: かなり奇妙なロマンスを失った (2019) - 海の怖さを、思い知りましょう。

レディーフィンガー: かなり奇妙なロマンスを失った (2019) - Bandcamp 2017年から活動中の《レディーフィンガー》は、素性がまったく不明なヴェイパーウェイヴ・クリエイター。その既発アルバム13コはすべて、《B O G U S // COLLECTIVE》からリリース。 こ…

惣領冬実「チェーザレ 破壊の創造者」 - ジョスカン・デプレ と ボルジアの出遭い(そこね)

惣領冬実「チェーザレ 破壊の創造者」 - コミックDAYS 2005年よりモーニング誌に不定期掲載中の、「チェーザレ 破壊の創造者」。ルネサンス・イタリアの姦雄チェーザレ・ボルジアの生涯を、またはその青年期を、描くような劇画なのかと思って見ているけれど。…

「サンセット Network❾❶」: always on my mind 夏の夜 (2016) - 歓楽と倦怠のサマーイヴニング

「サンセット Network❾❶」: always on my mind 夏の夜 (2016) - Bandcamp 素性のまったく分からないヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《「サンセット Network❾❶」》(☆)。なぜかさいきんイイなと思ったんで、ご紹介しようと…

The Album Leaf: In a Safe Place (2004), OST (2020) - ひそやかな人気 とあからさまな名声

The Album Leaf: In a Safe Place (2004) - Bandcamp アンビエントっぽいポストロックのバンド、《ジ・アルバム・リーフ》(☆)。バンドと言ってもその実体は、ジミー・ラヴェル(Jimmy LaValle)という一個人。ワリと眠たぁ〜い音を常に出していて、イイん…

Mogwai: ZEROZEROZERO (2020) - モグ モグ モグ、モグっ モグぅ〜

Mogwai: ZEROZEROZERO (2020) - Bandcamp 《モグワイ》というバンド、スコットランド出身で1996年デビュー(☆)。そして翌97年の1stアルバム“Mogwai Young Team”ですでに、《ポストロック》みたいな世界の頂点に立ったと言える、結果論で。 いっぽう自分が東…

アポロ - くん~: Seinen Doujinshi - 私は孤独な刑務所で目を覚ました。私を助けてください! (2020) - ええ。

アポロ - くん~: Seinen Doujinshi - 私は孤独な刑務所で目を覚ました。私を助けてください!- Scenario A (2020) - Bandcamp 在スペインを主張するヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《DJ Apolo Trevent》。2013年くらいから5〜6コの変名を使い分け、いろ…

Reality Persons: Good Night, Hong Kong (2018) - 《アポなし》で凸撃しちゃうも(いちおう)可

Reality Persons: Good Night, Hong Kong (2018) - Bandcamp オレらのヴェイパーウェイヴとかいうアレも、実に俗な音楽ではありますが。いっぽうネットの俗な英語では、近ごろ《アポストロフィ》が省略されてしまうことが多い、と指摘されているみたい(☆)…

V.A.: CUBEPUNK - A Tribute to Minecraft (2019) - 崇高なる世界の中心で立方体らを狩るケモノ

2814: 新しい日の誕生 (2015) - Bandcamp ヴェイパーウェイヴのさして長くもない歴史上、《2814》による「新しい日の誕生」(2015)、このアルバムが大きなブレイクスルーになったことは、“誰も”が知っている。そしてその内容が、まあだいたいアンビエントみ…

36: Music For Isolation (2020), Fade To Grey (2019) - パンツを見たなら想い出せ

36: Music For Isolation (2020) - Bandcamp “新型肺炎”、COVID-19流行へのリアクション的な音楽作品。これもまたステイホーム中の慰めのために供給されたアルバムでありそうだけど、しかし作者さまの能書きがモノすごい長文で……。あまりよく分からないが、…

V.A.: Jazz on Film... The New Wave (2017) - 調べてみよう! ダーク(/ノワール/ドゥーム)ジャズのルーツ

V.A.: JAZZ ON FILM... THE NEW WAVE (2017) - Bandcamp香気高きフランス美人女優ジャンヌ・モロー、それにセクハラ攻撃をかますマイルスさん! なぜかココんちの記事らの中で、ちょっと相対的にアクセス数が多いっぽいのが《ダークジャズ》の記事(★)。い…

William Basinski: Hymns of Oblivion (2020) - タマにはオレもエンターテイナー!!

William Basinski: Hymns of Oblivion (2020) - Bandcamp ウィリアム・バシンスキと呼ばれている、アンビエント系のクリエイター。その作品らはだいたいのところ《ドローン》的スタイルと言えそうで、曲らの長さがもちろん10〜60分間あまり、と──、長い。だ…

Roger Eno and Brian Eno: Mixing Colours (2020) - レッツゴー合身・アンビエント兄弟! スロウでスロォな大爆走!!

Roger Eno and Brian Eno: Mixing Colours (2020) - YouTube キちゃいました〜っ! ロジャーさんとブライアンさん、われらのイーノ兄弟として初の連名アルバムになるのだろうか、そのピッカピカの新作、“Mixing Colours”ですわん! もうたまりませんわん!! ……

Cryo Chamber Collaboration: Hastur (2019) - 邪神さんたちがやって来る イァ!イァ!イァ!

Cryo Chamber Collaboration: Hastur (2019) - Bandcamp ときはいま三月中旬。ほのかな春の暖かみも、それがまた忌まわしき夏の酷暑の煉獄のプレリュードのようにも感じられ……。そのいっぽう。いま世間というか世界の全体が、コロナウイルスのフィーバー(発…

Formication: Pieces for a Condemned Piano (2005) - うち棄てられたピアノが奏でる形而上の夢

Formication: Pieces for a Condemned Piano (2005) - Dark Winter きょうはお天気がいい日曜日みたいなので、ダークアンビエントのお話でもいたしましょうか! いっえ〜い!性格の暗さには定評のあるわたくしモドキちゃんなので、ダークなネタならいくらで…

Éliane Radigue: Geelriandre / Arthesis (2003) - マシーンルームの孤独と瞑想?

Éliane Radigue: Geelriandre / Arthesis (2003) - Bandcamp ドローン系アンビエントの元祖の一人のようにも言われる、フランス出身のエレクトロニック音楽の女神、エリアーヌ・ラディゲ。1932年生で、いまなお健在で活動中。そのBandcampから出ているアルバ…

人工実体: Purgatory Resort░【ぽ隠往】 (2019) - 煉獄のリゾート、私のやすらぎリポート

人工実体: Purgatory Resort░【ぽ隠往】 (2019) - Bandcamp ヴェイパーウェイヴの世界ではそれなりの信頼と実績を誇る、《Palm '84》レーベル。そのオムニバス“BOY ONE”(2019, ☆)の中でひときわ印象的だった楽曲が、この人工実体による“死…

Sam Wilkes: Live on The Green (2019) - 《創造》の時代の空気を喚び起こす、やさしく温かく雑な音

Sam Wilkes: Live on The Green (2019) - Bandcamp 在ロサンゼルスのジャズ系ベーシスト、サム・ウィルクス。どういう人かというイメージも別になかったが、この近作“Live on The Green”はジャズ+エレクトロニカ、しかもアンビエントっぽくローファイな作品…

Robert Haigh: Black Sarabande (2020) - あなたの夜の静けさを増幅する実用音楽

Robert Haigh: Black Sarabande (2020) - Bandcamp さっそく今夜からご使用いただける、きわめて実用的な音楽アルバムをご紹介いたします。イギリス方面のロバート・ヘイというピアニスト/作曲家によるアンビエント集、“ Creatures of the Deep”(2017, ☆)…

Laurent de Schepper Trio: Action at a Distance (2019) - 奇妙なトリオの奇麗な音空間

Laurent de Schepper Trio: Action at a Distance (2019) - Bandcamp ジャズをベースにエレクトロニカとインディロックの方法やテイストをあわせ、海外の地下音楽シーンで絶賛されているらしい《Laurent de Schepper Trio》(☆)。バンド名の読み方がよく分…

Jonsi & Alex Somers: Lost and Found (2019) - わたしは昇る

Jonsi & Alex Somers: Lost and Found (2019) - Bandcamp アイスランド出身のポストロック系有名バンドである、シグ・ローシュ(Sigur Rós)。そのメンバーらによるアンビエント系ユニット、ジョウンシ&アレックス・サマーズ。そしてその傑作1stアルバム“Ri…

Brian Eno: Ambient 1 - Music for Airports (1978) - イーノ《アンビエント宣言》の私訳 と、《ミューザック》

ブライアン・イーノ「アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ」(1978)。それは《アンビエント・ミュージック》の第一号でありかつ、いまだ超えるもののない、そのジャンルの最高傑作。……ここまではいいね?そしてそのアルバムの、本人によるライ…

アポロ - くん~: Shoujo Doujinshi 今ではマイ・コンピュータがかわいい女の子である! (2018) - はい。

ヴェ・ヴェ・ヴェ! さあ、Vaporwaveのお話を、一席ぶちますですよ? アポロ - くん~: Shoujo Doujinshi 今ではマイ・コンピュータがかわいい女の子である! (2018) さて今回は、すでにちょっとおなじみくさい《DMT Tapes》の2018年暮れのリリースから、イケ…

V.A.: Midnight Radio - Noir Jazz (2016) - 今は、もう暗く…ダークジャズ(ドゥームジャズ)のススメ

ネクラの皆っさァん、おっはようございま〜っす!! ヒュッヒュ〜! …いやさてネクラって本来は、表面ではなく《根》が暗い。つまり陽キャを装った人間らがふと見せる暗み、みたいなことを言うんだと思うんだけど。しかしそんなことを考えもしないやつらは放っ…

憂鬱鬱鬱: アトランティス号 (2016) - 転がる石が水中に落ちて付着させた水ゴケ

ヴェイプ!(ごあいさつ) さあ、Vaporwaveのお話だヨ! さて前記事(★)でわれわれが傑作、もしくはケッ作と認定した「HENTAI KID の: Anime Strip Club 18+」(2016)。この人の作品は他にないのかと、調べてみたのだが…。したらDiscogsの記載によると、こ…

Filmy Ghost: Japanese Horror Tales(2018) - 日本人の知らない日本の暗部…恐怖のヒムロ・マンション

Filmy Ghost: Japanese Horror Tales (2018) - Bandcamp われらが永遠のヒロインであるラヴリー貞子さん or キューティ伽耶子さん、それと似たような人が、廃校らしき建物の廊下に出現しているスリーブアートがチャーミング。チリのバンドである《Filmy Ghos…