ポ  サ  研

─ ポスト真実 のサウンド研究, ヴェィパーゥエィヴ と仲間たち, 欲望 複製 反復 ─

Music

Cigarettes After Sex: Cry (2019) - セックス、ニコチン&ロックンロール のすゝめ

Cigarettes After Sex: Cry (2019) - Bandcamp 《シガレッツ・アフター・セックス》という、公序良俗って何それ的な名前のポストロック系バンド(☆)。2008年から活動中で、その名の通り、アンニュイ感に濡れたエロチックな世界をしっとりスローに展開し続け…

Puma Blue: On His Own Live (2019) - 登ろうとして階段を、ついついオレらが降りるとき

Puma Blue: on his own (Live at Eddie's Attic, Atlanta) (2019) - YouTube 《ピューマ・ブルー》はロンドン在住のシンガーソングライター、本名はジェイコブ・アレン(☆)。1995年生まれで2014年から活動中、そしてけっこうな話題の人であるらしい。 彼の…

身分けの前の、こと分け - ヴェイパーウェイヴのサブジャンル&関連用語たち(随時加筆中)

ヴェイパーウェイヴ関連でよく出る新語やチン語らの説明だよ!気になる項目を見てくれてもいいし、また上から順に読んでみてもオツかもよ!! 《見出し語の一覧》 Vaporwave, ヴェイパーウェイヴ | Chopped and Screwed, チョップド&スクリュード | Slow Down…

skyline divine: Daytime Television (2019) - 苦悶と陶酔の時代にママさんたちの憩い

skyline divine: Daytime Television (2019) - Bandcamp 《skyline divine》は、カンザスシティ在住を訴えるヴェイパーウェイヴ・クリエイター。2017年から活動中のもよう(☆)。そしてそのもっかの最新アルバム“Daytime Television”は、一種のシグナルウェ…

yugiasha: おかあさん、水槽! (2019) - アクエリアムのガラス越し、あなたのスマイル

yugiasha: おかあさん、水槽! (2019) - Bandcamp 《yugiasha》を名のる人は、リトアニア在住であるというヴェイパーウェイヴ・クリエイター。この名は〈ユギアシャ〉って読ますのだろうか、2019年に3コのアルバムをBandcampに出している(☆)。 いや〜、そ…

Hal Willner: Amarcord Nino Rota by V.A. (1981) - マンマ・ミーアのぬくもりへと還る《道》

Hal Willner: Amarcord Nino Rota, performed by V.A. (1981) - Bandcamp ニーノ・ロータの映画音楽には、うちら人間のいちばん弱いところをワシづかみにしてくるような性格がある、ような気がする。その弱いところって何なのかって、いま急に考えれば、根源…

Windows96: Glass Prism (2020) - 喪われた未来をよりよくデザインする

Windows96: Glass Prism (2020) - Bandcamp もとはと言えば《Windows彡96》を名のっていたバンドだが、たぶん2年くらい前からヒゲっぽい文字が省略されている。サンパウロ在住のガブリエル・エドゥアルド氏によるヴェイパーウェイヴ・ユニットなんだ(☆)。 …

忠ps2節_ワーdevシュ_産code業: Hungarian Summer (2020) - ヴェイパー・ギャングにヒプノタイズド

忠ps2節_ワーdevシュ_産code業: Hungarian Summer (2020) - Bandcamp 《忠ps2節_ワーdevシュ_産code業》は、ハンガリー在住のヴェイパーウェイヴ・クリエイター。だが気分のつごうでヴェイパーからの引退を宣言、それを惜しむような記事を4月に書いたんだよ…

Oneohtrix Point Never: Replica (2011) - 機械としてツギハギされる想いのカケラたち

Oneohtrix Point Never: Replica (2011) - Bandcamp プロト・ヴェイパー時代(〜2011)の関連作品らって、高尚すぎてよく分からないのが多いな、と思ってるんだよね。スマンが正直なところ。だがしかし、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(☆)の「レ…

chris†††: no lives matter (2016) - 問題とされないのは誰が生命(たがいのち)

chris†††: no lives matter (2016) - Bandcamp 2013年のデビューから、ずっと注目の人であり続けているヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《chris†††》。その本名はジョン・ゾベレ、ピッツバーグ在住。また彼は、フューチャーファンク系の有力レーベル《Bus…

h a z e: Internet Explorer (2019) - 世紀末ワレモノ交換フェスタでなごむ

h a z e: Internet Explorer (2019) - Bandcamp 《h a z e》を名のるバンドらがBandcampには複数見えているけれど、しかしヴェイパーウェイヴのハゼ(ヘイズ?)は、この1匹だけであるもよう。どこで生まれたハゼなのか……等々は、かいもく不明。そしてこのハ…

Diskette Park: Curve Sequences, Hypomnesia (2020) - ディープサウスの沼地から立ちのぼる蒸気

Diskette Park: Curve Sequences (2020) - Bandcamp ニューオーリンズ在住というヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《Diskette Park》(☆)。ロックのスワンプ系にあやかって“スワンプ・ヴェイパー”とでもレッテル貼りしたくなるところだが、けど別に、その…

Rainer: Petscop Soundtrack (2019) - ノスタルジーと恐怖、そしてポリゴン数の少なさ

Rainer (Tony Domenico): Petscop Soundtrack (2019) - Bandcamp “Petscop”──「ペッツコップ」とは、YouTubeをプラットフォームとして作られた、一種のメディアアートの連作であるらしい(☆)。2017年にシリーズがスタート、19年をもっていちおう完結したも…

BALENTSバランス: Commercial Break (2018) - 恥の多いヴェイパー史をつづってきました。

BALENTS: nfnte (2018) - Bandcamp ボクらのヴェイパーウェイヴの、いまだそう長くもない歴史のおさらい。2011年に立ち上がったものとして、13年くらいに第1次ブーム、16年くらいに第2次ブーム。その16年を最大のピークとし、以後、ムーヴメントとしてはダラ…

P U D E R P O L L I: リハビリの美しい日々 (2018) - 目ざめがないかも知れない眠りに向けて

P U D E R P O L L I: リハビリの美しい日々 (2018) - Bandcamp 独ドレスデンの人であるというヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《P U D E R P O L L I》。2016年に初アルバムをリリース、以後とくに18〜19年の制作の多量ぶりが目立っている(☆)。かつ、…

MODERNIST 76: RETRO WEATHER CHANNEL MIXTAPE (2019) - 夢の中へ届けるお天気の便り

MODERNIST 76: RETRO WEATHER CHANNEL MIXTAPE (2019) - Bandcamp 《MALO420》をメインの芸名とするヴェイパーウェイヴ・クリエイター、チリのサンチャゴの人だという(☆)。彼のサイド・プロジェクトがいろいろとあって、その中のひとつである《現代建築420…

Virtual AirBnB: Dreamland (2020) - システムの安否に不安な要素

Virtual AirBnB: Dreamland (2020) - Bandcamp オレゴン州ポートランド在住を主張するヴェイパーウェイヴ・クリエイター、《ヴァーチャル・エアービー&ビー》。2019年から活動を開始し、シングル1コとアルバム2コを発表しているもよう(☆)。この人について…

Eudge: 今夜は大丈夫です vaporwave, demo (2020) - すべてがよくなるだろう

ヒップホップみたいな音楽のヴェイパーウェイヴ風エディットだよ!ほんの70秒足らずの楽曲なんで、ちょっと流して聞いてみて欲しいんだよね。あと、画像は音楽と関係ないんだよね。 Eudge: 今夜は大丈夫です vaporwave, demo (2020) - YouTube いや実を言う…

Ebi Soda: Ugh (2020) - エッチなボントロが勝ち誇る、そしてニャンニャンへ──

Ebi Soda: Ugh (2020) - Bandcamp 《エビ・ソーダ》というバンド名だが、そのエビが海老のことなのかどうか、現状では明らかでない(☆)。英ブライトンを拠点に活動する、コンテンポラリー・ジャズの5人組だよ。2019年に彼らはEP、“Ebi Soda”でデビュー。追…

t e l e p a t h II テレパシー能力者2: ニューホライズン (2020) - 《フェイザーウェイヴ》の新地平へ

t e l e p a t h II テレパシー能力者2: ニューホライズン (2020) - Bandcamp 無条件に信じられる話など、何ひとつ存在しないヴェイパーウェイヴの世界。つまり、《現実》と等価な世界。けれど、それにしたってだよ? この《t e l e p a t h II テレパシー能…

4v4 M4X: 5vveet 6ut P5ych0, vaporwave edit demo (2019) - サイコの彼女でさーいこー

2019年初頭に少し流行っていた英語のポップソング、それのヴェイパーウェイヴ(もどき)エディットのデモ。「作った」などとは言えないが、ちょっと細工したのはオレなんだよね。 4v4 M4X: 5vveet 6ut P5ych0, vaporwave edit demo (2019) - YouTube これに…

Kanal Vier: Echtzeit (2020) - シグナル系の科学力はァァァ アアア世界一ィィィ イイイ

VVVX Software: Webカメラ 3: 専用線 (2019) - Bandcamp 《Kanal Vier》は、ドイツ人であるらしいヴェイパーウェイヴ・クリエイター(☆)。そしてこの名前は、もしドイツ語であればカナル・フィアーと読み、そして〈4チャンネル〉…

image感覚: last night from the coverages (2020) - メディアの中の 死と生 と《ジャンク》

image感覚: last night from the coverages (2020) - Bandcamp サンパウロ在住というヴェイパーウェイヴ・クリエイター《image感覚》、またの名をブラジル404(☆)。2019年から活動中のよう。このイメージさんは、すでにおなじみシグナルウェイヴ界の有名人…

ASTRO TV SYSTEM・空気系・No Dialect: SIGNALWAVE IS DEAD (2020) - シグナル系は荼毘に付したよ

ASTRO TV SYSTEM・空気系・No Dialect: SIGNALWAVE IS DEAD (2020) - Bandcamp 〈シグナルウェイヴは荼毘に付したよ… 骨はBandcampに埋めてある〉。ついつい使いたくなる《タフ語録》でいうと、そういうこと?まあタフ関係のことは、あとで軽〜くご説明いた…

EMBA Soundsystem: Aesthetic (2018), 終末抑鬱症 (2019) - あなたの両親のセックスをチョリソー

EMBA Soundsystem: Aesthetic (2018) - Bandcamp マインクラフト讃歌(★)のところで少しご紹介したけれど、《EMBA Soundsystem》は、メキシコ在住と称するヴェイパーウェイヴ・クリエイター(☆)。ヘンなことを書くとトペ・コンヒーロか何かが跳んできそう…

American Football: LP3 (2019) - おウチにいてくさい、出かけずに

American Football: Socks “Stay Home” - Bandcamp 米イリノイ州出身のポストロックのバンド、《アメリカンフットボール》。1998年にデビューして以後、きわめて断続的に活動中(☆)。彼らのペースからしてみれば、昨2019年にその3rdアルバムが、発表された“…

Mall Music Muzak: Mall Of 1974 (2018) - あばよモール文明……記憶の中で輝き続ける商品たち

Mall Music Muzak: Mall Of 1974 (2018) - Archive.org ヴェイパーウェイヴの関連で、もっとも親しみやすく聞きやすいサブジャンル──、それがボクらの《モールソフト》(★)。それは、うちらが毎日のように無意識に愉しんでいるスーパーのBGMたちを、擬態し…

Cluster: Sowiesoso (1976) - 古流独式電子音楽 3:恋はステキさ、いやそうでもない?

Cluster: Cluster 71 (1971) - Bandcamp クラフトワークの結成メンバー、フローリアン・シュナイダー氏を追悼(1947-2020)。ということで、オールドスクール・ジャーマン・エレクトロニック特集を開催中。 そしてその第3回は、第2回の続き(★)。“K”のクラ…

レディーフィンガー: かなり奇妙なロマンスを失った (2019) - 海の怖さを、思い知りましょう。

レディーフィンガー: かなり奇妙なロマンスを失った (2019) - Bandcamp 2017年から活動中の《レディーフィンガー》は、素性がまったく不明なヴェイパーウェイヴ・クリエイター。その既発アルバム13コはすべて、《B O G U S // COLLECTIVE》からリリース。 こ…

E U P H O R I A 永遠の: 真夜中の招待状 (2019) - スラッシュウェイヴ、とこしえのドロ沼

E U P H O R I A 永遠の: 真夜中の招待状 (2019) - Bandcamp 《Slushwave》、スラッシュウェイヴとは何か? それはヴェイパーウェイヴのサブジャンルかのようであり、だいたいのところ、やたらに長くてモヤモヤ〜っとした音楽(もどき)が、そう呼ばれる。 …