エッコ チェンバー 地下

─ €cco ₵hamber ฿asement, Vaporwave / Đésir đupłication répétition ─

Jazz

ポスト・インターネット時代の《好き》をさがして──(2)情勢論2023

Sun Ra Arkestra: Nothing is... Completed & Revisited (1970/2010) - Bandcamp〈その時代〉的ジャズを並べてみましょう 植草甚一さん(1908〜79)──この著述家は、〈音楽レビュワー〉みたいな方々の中で、私がもっとも尊敬する人のひとりです。 ⬇ €nglis…

Diana Hollidays: Luxury Shopping (2021) - 《ミューザック》レポート! 2021

Diana Hollidays: Luxury Shopping (2021) - YouTubeこれもそうですが、ミューザック作品らのすてきなカバー写真はストック画像です これからご紹介いたします音楽は、一種の《ラウンジ》かと、私は思います。ですけどそこに、あまり多くのラウンジーさを期…

Jim Robitaille Trio: Space Cycles (2020) - 甘やかギター の スイーツバイキング

Jim Robitaille Trio: Space Cycles (2020) - Bandcamp 《Jim Robitaille》──米ボストン在住のジャズ・ギタリストである、ジム・ロビテールさん。フランス人めいたお名前ですが、英語の読みで《ロビテール》としておきます(☆)。 この人について調べている…

Brad Mehldau Trio: Hey Joe (2012) - 下降の愉しみ、《死の欲動》。

Brad Mehldau Trio: Hey Joe (2012) - YouTube ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)は1970年生まれ、米フロリダ州ジャクソンビル出身のジャズピアニストです。おそらくきわめて有名であり、全世界で評価が高い人です(☆)。 ただし《ここ》的には、そんな名…

Mauricio Deambrosi, Ramiro Franceschin: Vilia (2019) - 科学は、無力。

Mauricio Deambrosi, Ramiro Franceschin: Vilia (2019) - SoundCloud / YouTube マウリシオ・デアンブロシという人は、アルゼンチンのジャズ・サックス奏者であるもよう(☆)。が、Discogsとかにも名前が出てなくて、あまり有名とかではなさそう。……いやそ…

Squirrel Nut Zippers: Lost Songs Of Doc Souchon (2020) - ヴードゥー・キャンディをしゃぶらせろ

Squirrel Nut Zippers: Lost Songs Of Doc Souchon (2020) - Bandcamp 《Squirrel Nut Zippers》、スカーレル・ナット・ジッパーズ(☆)。元気に木の実をリスちゃんたちがかじる、みたいなイメージのバンド名なのだろうか? 調べていたら、まさにそういうブ…

ctraltu: storybook (2020) - キミはチェット・ベイカーには、なれない(らしい)。

ctraltu: storybook (2020) - Bandcamp 《ctraltu》という、実に奇妙なバンド名を名のっているアーティスト(☆)。その素性やら何やらは、あとで追い追い、明らかにしていくとして。実のところこの人が、《何》をしているのかというと。独り多重録音によるラ…

V.A.: Quarantine Doom jazz vol. 2 (2020) - 隔離され たった独りの ダークジャズ(五七五)

V.A.: Quarantine Doom jazz vol. 2 (2020) - Bandcamp 在イタリアを標榜する、《Signora Ward Records》。これは、全般的にはビザール変態インダスノイズ系の、きわめてアレっぽいレーベルだと認識されている(☆)。いや、インダスノイズをご愛好の方々の見…

VANITAS命死: Music for museum dates (2020) - 娯楽 と学習, 現代アートと おセックス

VANITAS命死: Music for museum dates (2020) - Bandcamp 《VANITAS命死》についての風説をとりあえずウ呑みにしておくと、ベルギーのアントウェルペン在住のヴェイパーウェイヴ・クリエイターであり、2019年から活動中(☆)。彼のポートレートがDiscogsに掲…

Puma Blue: On His Own Live (2019) - 登ろうとして階段を、ついついオレらが降りるとき

Puma Blue: on his own (Live at Eddie's Attic, Atlanta) (2019) - YouTube 《ピューマ・ブルー》はロンドン在住のシンガーソングライター、本名はジェイコブ・アレン(☆)。1995年生まれで2014年から活動中、そしてけっこうな話題の人であるらしい。 彼の…

Hal Willner: Amarcord Nino Rota by V.A. (1981) - マンマ・ミーアのぬくもりへと還る《道》

Hal Willner: Amarcord Nino Rota, performed by V.A. (1981) - Bandcamp ニーノ・ロータの映画音楽には、うちら人間のいちばん弱いところをワシづかみにしてくるような性格がある、ような気がする。その弱いところって何なのかって、いま急に考えれば、根源…

Ebi Soda: Ugh (2020) - エッチなボントロが勝ち誇る、そしてニャンニャンへ──

Ebi Soda: Ugh (2020) - Bandcamp 《エビ・ソーダ》というバンド名だが、そのエビが海老のことなのかどうか、現状では明らかでない(☆)。英ブライトンを拠点に活動する、コンテンポラリー・ジャズの5人組だよ。2019年に彼らはEP、“Ebi Soda”でデビュー。追…

American Football: LP3 (2019) - おウチにいてくさい、出かけずに

American Football: Socks “Stay Home” - Bandcamp 米イリノイ州出身のポストロックのバンド、《アメリカンフットボール》。1998年にデビューして以後、きわめて断続的に活動中(☆)。彼らのペースからしてみれば、昨2019年にその3rdアルバムが、発表された“…

Kenny Burrell & Rufus Reid: A La Carte (1985) - 貧しさが生み出す(かも知れない)ものにつき

Kenny Burrell & Rufus Reid: A La Carte (1985) - Archive.org かの偉大なるジャズギタリスト《ケニー・バレル》、1931年・デトロイトにて生誕。この人に関連し、ついつい思い出すお話がある。 アリストパネスの古代ギリシア喜劇「福の神」なんだが、そのエ…

John Stowell & Michael Zilber: Basement Blues (2016) - 試されるギタリストたちとその勝者

John Stowell & Michael Zilber: Basement Blues (2016) - Bandcamp 《ジョン・ストウェル》というジャズギタリスト、1950年NY生まれ、コネチカットで育つ。そして、どうにかしてギターを学ぶ。1970年代初頭ごろから、ベーシストのデヴィッド・フリーゼンと…

エキゾチカ/モンド/ラウンジ - 《陰》の流れ 〜 ネタ系音楽の源流・現状・展望ら、2 of 3, モンド

Riz Ortolani & Nino Oliviero: More from “Mondo Cane” OST (1962) - YouTube 現在のわれらのヴェイパーウェイヴへと続いているかも知れない、チン奇な音楽の流れをたどるシリーズ記事。前回の第1話、《エキゾチカ》から続く(★)。そしていまわれわれは、…

V.A.: Jazz on Film... The New Wave (2017) - 調べてみよう! ダーク(/ノワール/ドゥーム)ジャズのルーツ

V.A.: JAZZ ON FILM... THE NEW WAVE (2017) - Bandcamp香気高きフランス美人女優ジャンヌ・モロー、それにセクハラ攻撃をかますマイルスさん! なぜかココんちの記事らの中で、ちょっと相対的にアクセス数が多いっぽいのが《ダークジャズ》の記事(★)。い…

エキゾチカ/モンド/ラウンジ - 《陰》の流れ 〜 ネタ系音楽の源流・現状・展望ら、1 of 3・エキゾチカ

ヴェイパーウェイヴをコアとする、当節のチン妙でハレンチな音楽たちを、いとしいあなたにご紹介! という想いでココに、いろいろと書いちゃってございますが──。 そして、そのヴェイパーへと流れ込んでいる要素──あるいは発想、さもなくばアチチュード。そ…

Miles Davis, Lee Konitz, Billy Bauer: Odjenar (1951) - 取り戻せ! 喪われたおジャズの理想の世界

Miles Davis, Lee Konitz, Billy Bauer, et al.: Odjenar (1951) - YouTube 前の記事にて、ジェフ・パーカー関係の作品(★)を、いい意味にしても《独断的》などと評したオイラ。がしかし、チョコっと自省反省などしてみたら、よっぽどオレのほうが独断的。…

Jeremy Cunningham, Jeff Parker: The Weather Up There (2020) - 風の街から、やさしみと独断のたより

Jeremy Cunningham, Jeff Parker: The Weather Up There (2020) - Bandcamp まあそのいわゆるポストロックみたいなシカゴのバンド、トータス(Tortoise, ☆)。そのギタリストであるジェフ・パーカーさん、近ごろ少し戻したようなジャズっぽいフィールドでの…

Antonio Carlos Jobim: WAVE (1967) - 至高のボサノヴァと永遠のマーケット

Antonio Carlos Jobim: WAVE (1967) - YouTube これも意外とヴェイパーウェイヴに関係ある話なんだが、あのどうしようもなくシットでファッキングに最高な、アントニオ・カルロス・ジョビンの“WAVE”。これはボサノヴァの至高の名曲であると同時に、スーパー…

Sam Wilkes: Live on The Green (2019) - 《創造》の時代の空気を喚び起こす、やさしく温かく雑な音

Sam Wilkes: Live on The Green (2019) - Bandcamp 在ロサンゼルスのジャズ系ベーシスト、サム・ウィルクス。どういう人かというイメージも別になかったが、この近作“Live on The Green”はジャズ+エレクトロニカ、しかもアンビエントっぽくローファイな作品…

Laurent de Schepper Trio: Action at a Distance (2019) - 奇妙なトリオの奇麗な音空間

Laurent de Schepper Trio: Action at a Distance (2019) - Bandcamp ジャズをベースにエレクトロニカとインディロックの方法やテイストをあわせ、海外の地下音楽シーンで絶賛されているらしい《Laurent de Schepper Trio》(☆)。バンド名の読み方がよく分…

VA: Karlrecords, Parakustiks #2 (2020) - いまわれわれのアートが失うべき拘束の《鎖》とは

VA: Karlrecords, Parakustiks #2 (2020) - Bandcamp 在ベルリンと称するカールレコーズ・レーベル(☆)のコンピレーション名曲集・第2弾。カールってどこのカールかと思ったらマルクスさんのことみたいで、そういう《左派》っぽいエクスペリメンタルなエレ…

(青Tux): Guest List ゲストリスト (2018) - 憂愁のヴェイパー・ナイトクラブ

(青Tux): Guest List ゲストリスト (2018) - Bandcamp 《青Tux》というバンド名は青いタキシードという意味らしいけど、これはヴェイパーウェイヴでありダークジャズでもあるという珍しい方向性のソレ。ダークジャズ(またはドゥームジャズ、ノワールジャズ…

Pat Metheny: From This Place (2020) - そして、このトーンから始まる

Pat Metheny: From This Place (2020) 恐縮なんだけど今回は比較的まっとうな音楽、何か真実味ありげなサウンドのご紹介。で、パット・メセニーというお人はもちろん現代ジャズギターの第一人者で、1970年代中盤くらいからずっと質の高いアルバムを大量に出…

V.A.: Midnight Radio - Noir Jazz (2016) - 今は、もう暗く…ダークジャズ(ドゥームジャズ)のススメ

追っていくつか、ダークジャズ関連の記事を追加しています。 V.A.: Jazz on Film... The New Wave (2017) - 調べてみよう! ダーク(/ノワール/ドゥーム)ジャズのルーツ(2020-04-14)(★)V.A.: Quarantine Doom jazz vol. 2 (2020) - 隔離され たった独…