エッコ チェンバー 地下

─ €cco ₵hamber ฿asement, Vaporwave / Đésir đupłication répétition ─

Search Result: 《天気予報》

Indicatif: コレクション (2021), 同 II (2022) - CRTの向こうに想定された《一》

…すっかりおなじみの、《天気予報》さん(☆)です。それとアンディカチフさんとの比較を意図して、ちょっといくつかのアルバムを、聞きなおしてみました。図に出ている、コンパクトにまとまった秀作『アナログ滝』などを。 すると……。やっていらっしゃることらは、そんなに変わらない、とも言えるのですが。 しかしお天気さんのサウンドにはその全般に、何か奇妙なベールでもかかったような……ふしぎな音質のなまり方が、あることに気づきました。アンディさんとの比較によって。これはおそらく意図的なもので、…

VA: あなたの天気ガイド/signal collection (2022) - シグナルのウェイヴ気持ちよすぎだろ!

…、分かりました。かの《天気予報》さん──シグナル系ヴェイパーの覇者であると、まあ呼んでよさそうです──による大作気味のアルバム、『現在の地域条件 (Broadcast From Today)』(2021)でした。その大きめな作品(全43曲・約52分)が、すみからすみまで超絶的にすばらしい、とまでは申しませんが。ともあれ序盤のところが実に力強いので、あとはもうラストまでスムースに、〈気持ちよすぎ!〉が持続しそうです。 𝐖𝐄𝐀𝐓𝐇𝐄𝐑 𝐅𝐎𝐑𝐄𝐂𝐀𝐒𝐓 𝐓𝐄𝐀𝐌: あなたの天気ガ…

天気予報 2: スーパーシグナルウェーブ!!! (2021) - 私は性交する必要があります!!

…ー的アーティストが、《天気予報》さんです(☆)。いや、別に皮肉でスターとか言っているのではなくて、じっさい彼への支持の厚みが印象的なのです。私がこの、ヴェイパーのシーンを眺めている視界の中で。 ⬇ €ngliꙅh ꚍeχt 6eℓoш! ⬇ ただし。昨2020年くらいからこのお天気さんの、挙動が不安定であることは、ここにてもお伝えしているとおりです(★)。たとえば、Bandcamp上の作品らを消したり戻したり、また引退を表明してはすぐ復活したり。もしくは〈シグナルウェイヴの死…

image感覚: last night from the coverages (2020) - メディアの中の 死と生 と《ジャンク》

…ルウェイヴ界の有名人《天気予報》、そのファンでありフォロワーであるらしい。よってご本人の作品らも、たぶんそのほとんどがシグナル系(★)。そして。 〈シグナルウェイヴは死んではいない、しかしボクは……。〉 と、何かせつないことを、Bandcampページの自己紹介欄で述べておられるんだよね。 さてこのイメージさんの作品ら、その多くはポルトガル語の、たぶんテレビからのサンプルを用いているもよう。けれど単純なタレ流しではなく、バカみたいな繰り返しでもなく、また過剰にノイズっぽくもなら…

ASTRO TV SYSTEM・空気系・No Dialect: SIGNALWAVE IS DEAD (2020) - シグナル系は荼毘に付したよ

…売れたクリエイターの《天気予報》、その人がヴェイパーウェイヴ界からの引退を表明(★)。で、ハッキリ言うけど、〈どうせすぐ、名前を変えるなどして戻ってくるんだろうな……〉くらいに予想していたのはオレだったんだよね。それも別にいいんだけど。 で、その展開が意外と早かったんだろうか。かつ、ヘンに隠し立てもせぬいさぎよさで(?)、お天気さんはこの5月、《No Dialect》という名でカムバック。 そしてシグナル系の同志であったクリエイター2組とともに、挑発的にも(?)「シグナルウェ…

【朗報】サンブリーチの復旧 / そしてその他の雑話【悲報】

Sunbleach - The Vaporwave Resource Network ヴェイパーウェイヴ関連の情報やレビューのサイトの中で、自分がもっとも信頼し敬意をいだいているのが《Sunbleach》。ただ惜しくも、2018年11月から更新がとだえている。運営者さんの個人的事情によるらしい(☆)。 そして。この4月9日あたりからしばし、サンブリのサイトは閲覧不可能だった。〈アカウント停止中〉という、ホストサーバからのお知らせだけが出て(★)。しかしその後、同12日にはめで…

忠ps2節_ワーdevシュ_産code業: Hajdú - Bihar 1993 (2019) - 美し過ぎ去っていくものたちだけが

忠ps2節_ワーdevシュ_産code業: Hajdú - Bihar 1993 (2019) - Bandcamp 《忠ps2節_ワーdevシュ_産code業》、このあまりにもヴェイパーウェイヴ風味な名前のクリエイターは、ハンガリーの人なんだとか。いや、だからといって、どうという話もないんだが。別にバルトークともジプシー舞曲とも、関係がない感じだし──。ともあれフン族系ということを、過去に《Sunbleach》の紹介記事で教えられたのだった。 それから現在、ヴェイパー情報サ…

《天気予報》の終了、Signalwaveの死? - その他、Vaporwaveシーンのざわめきから

…さが実によろしい。 《天気予報》の終了、Signalwaveの死──ですか? 天気予報 ends – signalwave is dead - MTHU これは《MTHU》サイトのニュース欄で知ったことだが、シグナル系の代表的クリエイターのひとりだった《天気予報》、その人がヴェイパー界からの引退を表明、とか何とか(☆)。 いや実はそんなに意外性がなくて、《天気予報》の人はおそらく半年くらい前から、挙動がいろいろヘンだった。たとえば過去の作品らをBandcampから消しちゃった…

奥床式: V A 悪 い 波 (2020) - ハダカにならずに洗髪できるシャンプードレッサー

…の先例として、すでに《天気予報》の人が別名らを用いワンマン・アンソロジーをやっている(☆)。これもなかなかイケる作品なんだが。ただし、そういう体裁の部分あたりにフェイクがあったとしても、それは別にいい。寡兵を大軍に見せかける作戦は、あの孔明とかもやってたワケだしね! たぶん孫子の兵法だね! そしてこのアルバムの内容、全般的にレベルが高い、じゅうぶん一聴に値する──。それは思うが、しかしまとまったことは言いにくいんだよね。というのも意外に作風が幅広く、《何とかヴェイパー》みたい…

ASTRO TV SYSTEM: SIGNALWAVE_2054 (2019) - あなたのキャプテンに言いなさい

…ど、以前にご紹介した《天気予報》と同じ人なんじゃないか、という気が少し……(★)。ともにCMネタへとフェチ固執しまくっているシグナルウェイヴ系であり、かつ、両者とも大阪在住を自称しており。ただしスタイルはけっこう違っていて、今アルバムでのアストロさんは、ネタのCM音声らをかなりイジっている。アストロガッツでスローダウンし、一曲完全燃焼の魂でツギハギしている。いっぽうのお天気さんが、あまり大きなサンプル加工をしない傾向にあるのと、そこは異なる。 そしてそのような手法で、おそらく…

天気予報: あすの天気 (2019) - 「これは天気予報ではない」

… Bandcamp 《天気予報》についてはDiscogsにややくわしい感じの情報が出ているので参考にすると(☆)、大阪在住を主張しているヴェイパーウェイヴ・クリエイターであり、2017年から活動中のよう。で、テレビのCMやもろもろのアナウンスなど、短くて印象の強い音声サンプルを用いたヴェイパーのサブジャンル、《Signalwave》。──その作り手として、この天気予報さんが近ごろアツいのでは、という評判。 そこで聞いてみたアルバムらの中では“あすの天気”がもっともまとまってい…