エッコ チェンバー 地下

─ €cco ₵hamber ฿asement, Vaporwave / Đésir đupłication répétition ─

【朗報】サンブリーチの復旧 / そしてその他の雑話【悲報】

ヴェイパーウェイヴ関連の情報やレビューのサイトの中で、自分がもっとも信頼し敬意をいだいているのが《Sunbleach》。ただ惜しくも、2018年11月から更新がとだえている。運営者さんの個人的事情によるらしい()。

そして。この4月9日あたりからしばし、サンブリのサイトは閲覧不可能だった。〈アカウント停止中〉という、ホストサーバからのお知らせだけが出て()。
しかしその後、同12日にはめでたく復旧。といって新しい記事が出てきたわけではないけれど、とにかくサンブリが見れるだけでも、少しはこの世がマシなところに思えるってもんだ。

……と、お知らせ的なことは以上なんスけど、しかし思ったよね。

ネットの世界のアレっぽい地帯、ツイッ夕ーアーや2ちゃんくさいBBSらにては、微細な徴候への過剰な反応が目立つ。その小さな徴候らを大き〜く拡大解釈し、そして過剰に悲観的な観測を示す。かつそこでヘンな詠嘆をかましたり、また先走りして誰かへの非難に及んだり。
で、それがさらに、2次3次の反応を生む。

とはいえ、もとが〈微細な徴候〉にすぎないんで、その多くはさいしょから何でもない、または多少の不具合がすぐ解決、などと終わるプチ騒動。しかし、《彼ら》はこりたりしない。騒動そのものを心から愉しんでいるんだから。
かつまた。《ノストラダムスの大予言》と同じことで、何かと悲観的な観測を述べるジェスチュアは、かしこさと思慮の深さを演出する、ほとんどは薄っぺらな見せかけにすぎないとしても。──だがそれが、また実にイイんだな。

で、そんなことから、コロナ流行に便乗してトイレットペーパーまでが店頭から消えたりする。そしてじっさいにトイレの紙が買いにくくなる状況を、《彼ら》はみごとに言い当てた、と思い込むこともできる。
ンなっ。完ぺきじゃないか。

と、そうした状況を引きながら拝見してきたが。しかし自分もちょっと同じなのかなと、このことから思ったんだよね。
つまり、たったの3〜4日間ほどサンブリのサイトが見れなくなったからって、その徴候からイマジネーションの翼を大きィ〜く拡げ、《ヴェイパーウェイヴ終了のお知らせ》を掲げたりしかねない──。そんな自分が、いないとは言えないな、と思ったんだ。

そういう自分の反省文。いや、皆さんには面白くもない話でサーセンっス。
しかしこりもせず、雑話ついでにあとひとつ。

「エキゾチカ/モンド/ラウンジ - 《陰》の流れ 〜」などと題するシリーズ記事、その第2回として、《モンド》の話を予告しちゃっておりますが。
その参考のため、《モンドミュージック》をキーワードとして調べていると、まさにそういうタイトルの和書が出ていることが知れる()。これはぜひ見ておきたい感じ。かつ、ちょうどそれが、うちの地域の図書館に収蔵されていることも分かった。

だがしかし、その資料は、借り出すことも閲覧することもできない。コロナ流行のあおりで図書館が、ほぼ全面的に閉鎖中だから。少なくとも5月まで。
ああ、なんてこったい。

ではあれモンド記事はヤるつもりだけど。でもそんなワケだから、重要そうな資料を未見のままの、いたらざるモノになっちゃうのかも。──という、〈悲観的な観測〉がっ?