エッコ チェンバー 地下

─ €cco ₵hamber ฿asement, Vaporwave / Đésir đupłication répétition ─

《LATE NIGHT LIGHTS》オンライン・フェスティバル - 究極の深夜のローファイ体験

《LATE NIGHT LIGHTS》は、ヴェイパーウェイヴのオンライン・フェスティバルです。
それは2夜にわたり、あなたに究極の深夜のローファイ体験をもたらすでしょう。

【追記】 初日のショウがほんとうににすばらしかったので、この記事をageときます!
このあとの第2夜、ぜひ皆さまもご視聴しましょう! 激オススメ〜!!

日本時間では、2020年12月の6日&7日、各・午前1時からオンエアされます。

特設サイト 〜
Twitchチャンネル 〜
予告ムービー (YouTube) 〜

ヴェイパーウェイヴの中でも《レイトナイト・ローファイ》と呼ばれる、深夜のアダルティな歓楽と倦怠をウィットとともに表現するサブジャンル()、それにフォーカスが当てられた大会になることでしょう。

《LATE NIGHT LIGHTS》の主催者は、信頼と実績のレーベルであるゴージャス・ライツ)、そして新興で期待のヴェイパー関係ポータルサイトである、ゆ〜とぴあ・ディストリクト)です。

出演する44組の音楽家たち:
Ancient Fan Death Studios, Astro TV System, 天気予報 (Asu Tenki), b o d y l i n e, BABEFAKE, 猫 シ Corp., 夢のチャンネル (Channel of Dreams), channel select, Cologne Terminal, Cosmic Cycler, Diskette Park, Epson, E U P H O R I A 永遠の, Forgotten Choir, Hallmark’87, Hantasi, IInothingII, Invisible Lover, J_ade_, Lindsheaven Virtual Plaza, Lovers Entwined, Lucid Beach’85, Luxury Elite, Mindspring Memories, Paradise of Yesterday, P A T H S パス, Replica Federation, S.a.x., Sev, secretflowers, SkyTwoHigh, Sport3000, thor cb, t i m e シェア 94’, ™CENTURY, Toad Computers, Trademarks & Copyrights, Turntboi95, Videofashion, 死夢VANITY, VVVX Software, w u s o 命, Zhurnal Mod, 회사AUTO

《LATE NIGHT LIGHTS》──それはあなたの究極の深夜のローファイ体験になることでしょう。

日本時間では、2020年12月の6日&7日、各・午前1時からオンエアされます!

赤い薔薇の花ことばは、「美」「情熱」そして「愛」…

【補足】 いや、自分がこう見てて、〈ヴェイパーウェイヴ関連の人々って、告知とか宣伝とかがヘタクソなんじゃまいか〉……スマンけどそう感じることが多いんだよね。まあそういう、彼らというかオレらの、商売っけの薄いところが好きでやまないんだけど。

そんな感じなんで。このイベント《LATE NIGHT LIGHTS》について、別に頼まれてないけどヘルプ的おせっかいとして、ちょっと分かりやすい感じにCMのお手伝いを。

そしてご覧のごとく、出演者リストに、当家にてご紹介している顔ぶれも少なくないので、かなりいい大会になるのでは──、と期待。ぜひ、皆さまもご視聴ください!

前副总统 SoKool: I Wish We Never Met (2020) - めぐり逢わないべき宇宙(そら)

《前副总统 SoKool》は、米テキサス州サンアントニオの人だというヴェイパーウェイヴ・クリエイター()。2016年から活動中であるもよう。中国語では〈美国总统〉というと、アメリカ大統領のことになるらしいけど。

まあ名前のことはともかく。この前副さんは、シグナルウェイヴ、レイトナイト、モールソフト、そしてスラッシュウェイヴ()……等々と、思いつくようなヴェイパーウェイヴの内部的スタイルのほとんどを巧みにこなす、たいへんな才人であるみたい。

じっさい、彼のどの作品もよくデキていて──別名義を別にして16コほどのアルバムが既発──、聞いていてヘンな感じのほとんどない、りっぱなヴェイパーだと思う。既存のヴェイパーのワク内におけるけっこうな作品ら、であるかなと。

で、ただいまご紹介しようとしている“I Wish We Never Met”は、この前副総統の、2020年7月リリースの最新アルバム。
コレのスタイルは、スラッシュ系。『ボクたちは出逢わなければよかった』というタイトルの湿っぽさあたりにも、オレたちの陰気でハイパーおセンチなスラッシュヒーローだった《t e l e p a t h テレパシー能力者》さまの影響がうかがえる()。

ところで? ここからちょっと話が変わり……。
以下は、数日前のエロゲ・ソング記事のところでふった話題()、その続きになるのっス。

そっちの記事で述べたようなワケで、いろいろな過去の名作ヴェイパーたちを、サウンド面から再点検してみたところ。
やっぱ自分に対し、そのテレパシーさまのお手本らしさ・模範性が実に色濃ゅ〜い、というケツ論が暫定的に出ちゃったんだよね!

そして、そのテレパさんの名作らがいっぱいある中でも、自分にとってのお手本的ピカイチは、世にも傑作のほまれ高い『星間性交』(2015)。コレだ、と言える。

そしてその『星間性交』を聞き直し、改めて感服しちゃったあと続けて、この前副総統による『逢わんけりゃよかった』を聞いたら……。
ちょっとビックリだが、そんなにはテレ氏に対して劣らないレベルのスラッシュ・サウンドかのように思えたんだ。それで改めて、〈この人うめェな!〉と感じたしだい。

ただし、これらの両アルバムには、ぜんぜん異なるところがある。それは何かってェと。

まずテレっちの『星間性交』は、全11曲で約132分にもおよぶ壮大さをきわめた作品。そのいっぽうの前副『逢わんけりゃよかった』は、全15曲で約41分。
つまり、各トラックらの長さってものが、まったくぜんぜん違ってるんだ。

そして、かってな感じ方だが、コレは強く共感できるポイント。

というのは、ちょっと見習ってみたところで、“誰も”テレさん本人にはなれないんだから──。ゆえに、『星間性交』が含むような20分オーバーの長大なトラックなんて、ヤッていいことっていう気がしない。聞いてくださる方々も、おそらく諸事ご多忙をきわめておられる折からっ!!

……いや、そんなことを前副総統さんもが考えているかどうか、それは知らないが。
ただ少なくとも、本来は長大になりがちなスラッシュ的トラックらを、ちゃんと味わいを残しながらそれぞれコンパクトにまとめている──、その手腕はすばらしいと思ったんだよね! イェイッ

[sum-up in ԑngłiꙅℏ]
前副总统 SoKool (Former Vice President SoKool) is a Vaporwave creator who is from San Antonio, Texas. It seems that he has been active since 2016.
About 16 albums have been released under the name of 前副总统 SoKool, but the styles of each work are really diverse. Signalwave, Late Night Lo-Fi, Mallsoft, and Slushwave. And in each style, it's extremely clever.

And “I Wish We Never Met” is 前副总统's latest album released in July 2020. Its style is Slushwave.
I happened to be re-listening to 『星間性交』 (Interstellar Sexual Intercourse) by t e l e p a t h テレパシー能力者 that could be called the Bible of Slushwave. Immediately after that, listened to “I Wish We Never Met”, I was surprised that the sound was not so inferior to that hyper masterpiece.

However, unlike the huge and magnificent 『星間性交』 (11 songs, about 132 minutes), “I Wish We Never Met” by 前副总统 is a compact collection of 15 songs, about 41 minutes. I also liked the modesty.

Li・Bi・Do: あなたのガールフレンドの前髪 (2020) - トモダチを越える瞬間

トモダチ同士という関係を踏み越えるさいのエキサイトメント。
The excitement of developing the relationship of friends one step further. A vaporwave song from the theme song of a vintage eroge.

いちおうご説明いたしますと、20年くらい前の何か、PCゲームのテーマソングみたいのをチョメチョメしてもうたのっス!

……ところで? 《何か》をするにあたり、リファレンスを設定してみるってのはいいことなのでは、と一般的に考えられていそう。
具体的な話、サウンド関係では、お手本になるような名作的トラックらと聞き比べながら、ミックスやマスタリングを進めたりするようで。

自分なんかもそれをヤろうとして、ヴェイパーウェイヴの名作っぽいのらを、その意識でちょっくら分析的に聞き返したりしたんだけど。
しかし分かったのは、意外だけれど過去の名作ヴェイパーらって、けっこうマトモなバランスでデキている、ということだった。

とくに、R&B由来のポップ音楽にとっての《聖域》である低音域。

ここをことさらにゴッソリEQかフィルターで削ってしまうのが、〈反逆的でカッコいいッ〉みたいに思いこんでたけれど、しかし意外にそんなことしてる人いねェ! ローファイなりにちゃんと低音出てるのが多いじゃねェか、ということが分かっちゃった。

……マズいな……。でも、まァいっか! このお話は別のところに続く、そのたぶんリファレンス的な名作について……()。

Geno-{psyber}: Simulations of Sorrow II (2020) - 予告された悲しみ……

Geno-{psyber}》──このバンド名の読み方は、仮にジェノ・サイバーとして、その正体がまったく不明なヴェイパーウェイヴ・クリエイターなんだ()。

この人は2019年・秋、アルバム“Simulations of Sorrow”で、おなじみのレーベル《B O G U S // COLLECTIVE》からデビュー。そして今20年11月、第2作として、同“II”をリリースしたところ。

で、その“II”の感想文をちょっと。

このアルバムは全16曲・約51分を収録、その全体的なテーマは、きわめて悲観的なディストピアSFみたいなものと考えられる。ふんいきが重い……っ。
そして第1作からそうなんだけど、このジェノさんのサウンドは、サンプリングがベースではありつつも、かなりめんみつに造りこまれている。〈よくぞここまで造るものよのォ〜〉と、すなおに感心させられる。

ちなみに、Bandcampページの下のほうに並んだタグらの中には、〈Glitchwave〉などという恐ろしい語が見つかる。そう言われてみればグリッチ的な音も出ているんだが、しかし耳に痛いようなところはないのでご安心くだい。

で、すごくちゃんと造ってるし、ふんいきが出てる、力作である、賞賛に値する──。

そうなんだけど聞き通して、〈もうちょっとでも、おちゃめとか、ウィットみたいなポイントが欲しいかなあ〉というのが、自分みたいなふざけたリスナーの感じ方だった。
このジェノさん、制作の力は確実にすぐれたものがあるので、ほんとにそこらを……まあオレ個人の希望として、ね!

[sum-up in ԑngłiꙅℏ]
Geno-{psyber}, a Vaporwave creator whose identity is completely unknown. He made his debut in 2019 with the album “Simulations of Sorrow” from the familiar label B O G U S // COLLECTIVE. And now in November 2020, the second work was released as “same II”.

This album contains a total of 16 songs and about 51 minutes, and the overall theme is thought to be a very pessimistic dystopian science fiction. It's heavy...
And, as it has been from the first work, this Geno sound is extremely detailed, even though it is based on sampling. It's a very well-made work, it has an atmosphere, and it deserves praise.

However, listening through it, “I want a little more playful and wit-like points in this work” was the feeling of a frivolous listener like myself.

V.A.: This Is Dreampunk vol. 1 (2020) - ヴェイパーウェイヴの経済性(のなさ)?

2016年をピークとする第2次のヴェイパー・ブーム、その立役者のひとりと目されるクリエイター、《HKE》。その彼の興した企業であるドリームカタログ社が廃業へ、という話を2週間ほど前にお伝えした()。

……そんでそれからどうなっとるんかいな、と思っていま、ドリ・カタ社のHPを見に行ったら、これがすかさず不通()。
まあこういうの、翌日くらいに復旧してることもなくはないので、あわててどうこう言わぬほうがよさげ。とは思いながら、もう3日くらい見れない状態。

そのいっぽうで企業とはやや別の、Bandcamp上のドリ・カタの活動は、健在であるもよう()。その最新のリリースは11月26日・発のオムニバス、“This Is Dreampunk vol. 1”

【追記】 追って現在(12月3日)、ドリ・カタ社のWebサイトは復旧している。

ここらで、自分は考える。ヴェイパーウェイヴとかいう塵芥(ちりあくた)の世界から出てきて、そこで成功を収めたクリエイターら(の一部)が、ごりっぱなアーティストか何かに成り上がろう(?)、みたいに見えている動きについて……。
ハッキリ言えばそうした動きって、より多くの名声と収益を求めてのものと、邪推してるけれど。しかし、そこは別に否定しない。

ただ、ヴェイパーウェイヴっていう音楽みたいのを何かアレして、ンな大きな名声や収益を得ようっていう試みが、成功しそうって気がしないんだよね。
いや、成功したなら悦ばしいとは思うんだが、しかしどうだろう?

──だいたいのところヴェイパーウェイヴなんて、たかがネット上のネタとかヨタとかミームとかとして、ついつい生まれてきちゃったもんだと思うんだけど。

だからこその、匿名性、不敵なサンプリングの横行、けしからぬアイロニーと悪フザケ、よってたかっての集合知ならぬ《集合恥》、そして99%無償での流通。

で、そういうアナーキーさがエキサイティングだったからこそ、そんな煉獄の一丁目から、ゆかいな音楽(めいたサウンドら)が生産されてきたんだと思うんだけど。

と、そんなところから出てきて……。それがいっちょまえくさい〈アーティスト〉にでもなろうとしてか、いろいろなところで態度を変えていくことは、もちろん個人の自由。
──というか、いっこも悪くはない。
ただそんなでは、もはや《ヴェイパーウェイヴ》とは違うみたいっスねえ、という気も。

じっさい正直なものでHKE先生なんか、もう3年くらい前から《ヴェイパーウェイヴ》ということばを、自分からは使ってないと思う。かつ音楽的にもそんな時期から、ほとんどヴェイパーじゃないみたいだし。
そしてヴェイパーの代わりに出してきたキーワードが、そろそろおなじみの《ドリームパンク》だってワケだ()。

と、ここまで話を引っ張ってから、さきにご紹介のドリームパンク大会・第1弾の感想文。全10曲・約43分を収録、内容はおおむね陰気くさいIDM、もしくはチルアウト。
各トラックたちが、コンパクトで緊密なのがよい。珍しく、ちゃんと作ってきたものと感じられる。会社をたたんだのをきっかけに、ボスのHKE&ご一同が、何か吹っ切れたのかッ?
この水準ならば、ぜひ第2弾も出て欲しい。いや、自分が常に求めてやまぬ俗悪でおげれつな《ヴェイパーウェイヴ》とはちょっと違うようだが、しかし聞く悦びがある。

それとまあ。目についちゃっている〈動き〉として、こちらもまた第2次ブームの立役者であった、《t e l e p a t h テレパシー能力者》のご活動について()。
かの名作『新しい日の誕生』(2015)を生み出したユニット《2814》で、HKEとタッグを組んでいたテレパさん。この方が近ごろ、《Virtual Dream Plaza》という企業を興し、何かいろいろなものを販売しようとしておられる()。

それもいいけど行き方はだいたい、ひところのHKE氏と同じ。まずはヴェイパーウェイヴということばを棄てて、そしてその方法やアチチュードをも棄てて……。さらにはテレパシーの芸名をも棄て気味なのが、けっこういさぎよいと思うけど。
それで近ごろの音楽方面は、何だか虚ろに前向きめかしたニューエイジ系チルアウトみたいなものを……。いいんスかコレ。

さらについでに見ておくと、《Hiraeth Records》を興した《猫 シ Corp.》氏にしても、多少くらいはメジャー化やビジネス志向みたいな意図ありげ()。
ただし猫シさんは、オレたちの《ヴェイパーウェイヴ》というスローガンを引っ込めてなどはいない。そこは違う。

けれどそのぬこシたん、2019年7月のテレさんとの合作以来、あまり本格的と呼べそうな作品のリリースがないもよう。これってやっぱり、〈もはやサンプリングはしない〉みたいな縛りに苦しんじゃってんスか、といった邪推が自分の中に生じがち。
そういえば数日前、ぬこ氏のリミックス・ワークのすばらしさを礼賛する記事を書いたけど()、やはりああいうことをなさったら天下一ッ。しかし、純粋な自作では……っていうこともあるの?

〈もっとヴェイパーを(企業めかして)ちゃんとやっていく〉、ということを否定とかはしない。ただ現状、メジャーな方面への浮上を図って、逆に制作のパワーを喪ってるだけの例が、少なくないっぽくない?

そこらを惜しみ、また危惧しちゃうんだよね、自分は。

いっぽう、企業としてのドリ・カタを投げ出そうとしているHKE&その一党に、オレの見た感じ質的な再上昇のふんいきがある──、ようにも思ったり。

かくのごとき駄文もそろそろ終わりに近づいたので、逆に〈成功例〉をも挙げておく。ヴェイパーウェイヴの《ESPRIT空想》であったジョージ・クラントンが、いちばんうまいことやって、いまや一般インディ音楽界のちょっとした人になっていそう()。その身の振り方に、巧みさを感じさせる。
ただし何となく、この人はさいしょから少し違ってたみたいな……。うちらに特有のヘンな屈折が、あまりないみたいだし……。しかもイケメンでやがるし、唄えるし(!)。まあタトゥーとかを誇示してはいないようなところが、こっち系ではありつつ。

それと。ひとつ指摘すると、草創期から第1次ブーム(2013年)ごろのヴェイパーのスター的プレイヤーたち──、ヴェクトロイドのラモーナさんや《インターネットクラブ》、《骨架的》、《インフィニティ・フリケンシーズ》──、ああいう方々でことさらに、ヴェイパーウェイヴのスローガンとアチチュードを放棄した人はいないと思う。

なぜって、彼たちが《ヴェイパーウェイヴ》であるからだ

それに対し、続いた世代のクリエイターたちが、自分らの発明品ではないヴェイパーウェイヴを、棄てようと思えば棄てられる。──だとしても、分からぬではないが。

で、結論。保守的なようだけどヴェイパーの外形的な在り方は、とりあえず旧来の現状でいいんじゃないかと思ってるんだよね。フランス哲人モンテーニュさん方式の判断で。
そして外形的な在り方を整えようとするより、制作方面の改善やイノヴェーションにまい進したほうがいいのでは、って気はするんだけど……。まあ、外野だから言えるようなことなんだろうけど!

[sum-up in ԑngłiꙅℏ]
Dream Catalog led by HKE that reports the closure of the company. I was wondering what would happen, but at the end of November 2020, the omnibus album “This Is Dreampunk vol. 1” was released.
This is a total of 10 songs, about 43 minutes recorded. The contents are generally gloomy IDM and Chillout.
It is good that each tracks are compact and tight. It seems to be made properly after a long time. I wonder if the boss HKE & his people could refresh their minds after closing the company.
At this level, I definitely want vol.2 to come out. It seems to be different from the vulgar and obscene Vaporwave that I always seek, but I am delighted to hear it.