《忠ps2節_ワーdevシュ_産code業》は、ハンガリー在住のヴェイパーウェイヴ・クリエイター。だが気分のつごうでヴェイパーからの引退を宣言、それを惜しむような記事を4月に書いたんだよね(★)。
そうしたらこの6月20日、ふいにこの忠ps2節さんからeメールが届いたんだ。
〈ひさブリにカムバックしちゃったぜっ!! 記事書いてくれてサンクスな!〉
あわせて書かれたリンクの先の、彼の復帰作が、この“Hungarian Summer”。そのリリース元は、彼とはなじみの深い《B O G U S // COLLECTIVE》レーベル(☆)。
思い返せば、忠ps2節氏の〈引退作〉と銘打った前作のリリースが、2019年5月。ヴェイパー界での《引退》として、まる1年間なら、けっこうちゃんと引退していた部類かな? もっとあっさり、2ヶ月くらいでカムバックした人もいるような気がするんで。
それはともかく、忠ps2節さんのカムバック作について。〈ハンガリーの夏〉ってどんな感じ?……ということは、もちろんこれを聞いたって分からない(!)。
ではどういうアルバムかというと、全17トラックで約60分、その中にラップという要素が目立つ。モロに流しているのはまれで、多くはリバーブ等でボカされたものにしても。
でも実はあんまり意外じゃなくて、この半年間くらいのBOGUSのリリースらには、〈ヒップホップ入りました〜〉ってのが少なくなかった印象あるんだよね。
同レーベルのボスである《TVVIN_PINEZ_M4LL》氏が、近ごろそっちに傾倒しているのだろうか。そのツイン氏が今アルバムにゲスト参加し、何とノ卜ーリ丁ス・B.I.G.のラップをフィーチャーしたトラックを演っている(第8曲)。
ヴェイパーウェイヴにつけ合わせるラップ──。この流れは、今後ますます盛り上がっていくのだろうか?
いっぽうでトラックメイキングの特徴を見ると、ボカシの濃さが全編ではなはだしい。よって耳への当たりがたいそう柔らかく、オレはいいと思う。
スタイル的には主にヴェイパーホップ、またレゲエっぽいのもあるが、自分としてはIDMめいたトラックらに強くひかれるんだよね。とくに11〜13曲めあたりとか。
そのIDM(風)らに強力なボカシが加わるとダブテクノっぽくも聞こえ、また、ツギハギされたラップの断片たちがさらに乗っかってくるんだ。これではもはや、何のジャンルだか分からない……?
いや、そうではない。ヴェイパーウェイヴであることだけがまちがいない。
まあ実のところ、ラップのフィーチャーなんて控えめにして欲しいと思っているが。にしてもボカシのセンスがよいので、いつしか聞いてて気持ちよくなってしまう。そんなサウンドのサイケデリックなタッチ、という点も注目できるし。
──前作から約1年の充電期間(?)、忠ps2節氏は、ムダには過ごしてなかったようよ?
[sum-up in ԑngłiꙅℏ]
The Hungarian vaporwave creator "忠ps2節_ワーdevシュ_産code業" has made a comeback from temporary retirement for about a year.
The first element of his return album "Hungarian Summer", what stands out is the element of rap. The styles are like Vaporhop, IDM, Reggae.
And in general, the smoky feeling in sound processing is very audible. Before I knew it, I was drawn to it. There is also a psychedelic feeling. Hypnotized! It's a fun album to listen to.
