12月15日土曜日14時、このブログに何かの記事を書こうとして自分はパソコンに向かっていた。そしてふと見たマストドンのTLに、「vaporwave芸術大学」本日開催、みたいな文字列が浮かんだ。
…さいしょ何ごとか分からずびっくりし、そのトゥート(マストドンにおける“つぶやき”)からリンクされている告知のウェブページを、大急ぎで参照した。するとそこには, ビッグなイベントの予感しかなかった(☆)。
Oh, yes... yes, yes! ヴェイパーウェイヴ研究大発表会と聞いては、じっとしてなんかいられない! しかも開催地はほとんど自分の地元、スタートまであと2時間だが、よゆうで間に合う!
というわけで大急ぎで支度して自分は家を飛び出し、そして幸い道にも迷わず(ほぼ地元だから)、実にうまいことヴェイパー研究史の生き証人になることができたらしいのだった。
いやいやいや、こんな書き方では何が何なのか伝わらないかも知れないので、ことをなるべく客観的に叙述すると…。
12月15日16-18時、東京藝術大学・千住キャンパスの制作・研究展「千住 Art Path 2018」の一環として、Vaporwaveをテーマとした研究発表が行われた。その発表のタイトルが、「vaporwave芸術大学」。
そのリポーター兼司会者は、学部3年生の根本駿介さん。そしてゲストは、「obakeweb」(☆)を運営するブロガーであり、東京大学大学院で美学を専攻されている銭清弘さん。
さて日本語が読めるヴェイパーのファンであれば、「obakeweb」の充実したヴェイパー関連記事らを、まったく見てない、その存在を知らない、という方はめったにおられぬはず。自分なんかもすげーリスペクトがきわまっているところで、その執筆者の肉声がご近所で聞けるとあってはそのチャンス逃すわけにイカ娘、レッツラゴー!…というわけだった。
そして期待通り、とても楽しく興味深い研究発表だったので、そのいいところを今ブログの次の記事としてリポートしたい所存。現在すでに12月16日だが、できればその日付が変わらないうちに何とか…!?
いや実を申すと、銭さんの提示されたアメリカン・スタイルの(?)理詰めの批評観があまりにも自分には斬新で、いまだその衝撃を受けとめ切れていないところが…。でもまあ、自分はどう思うってところを外し、その場の事実だけを報告もできるので、いざとなればそれで。
ではこの予告のさいごに、先廻りのようだが謝辞を。
研究の発表者である根本駿介さんと銭清弘さん、藝大のスタッフ&関係者の皆さん、その場のオーディエンスであったヴェイピスト同朋の皆さん、そしてマストドンに特ダネ情報をトゥートしてくださった侑依さん(☆)、愉しい時間と考える悦び、心から、ありがとうございました。